Global Business Guide Indonesia

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Sriboga Raturaya | Mr Alwin Arifin
Mr Alwin Arifin

「重要なのは、需要が満たされていない食品ニッチを見つけることです。」

アルウィンアリフィン取締役社長

小麦粉の製造業として設立され、Sriboga Raturayaはいまや食品飲料業界の上流と下流両方でキープレイヤーとして知られていますが、グループの歴史と将来の展望について教えていただけますか?

最初はBogasari用小麦粉の販売代理店としてスタートし、小麦粉の品質に関する苦情がありました。しかし、当時インドネシアにはひとつしか製粉業者がありませんでした。そのため、シンガポールから小麦粉を輸入する許可を政府に申請したのですが、月に1000トンしか許可を得られませんでした。高めの値段で小麦粉を販売しましたが飛ぶように売れたため、1994年に自社での製粉を決定し、1998年に生産を始めました。

グループのビジョンは、優れた製品の品質、サービス、人材と技術を通じてステークホルダーに価値を提供する食品会社になることと、収益を成長させることです。それ以来、インドネシアに製粉工場を建築するためのライセンスが30以上も発行されてきました。今日では地元の承認された生産能力は国の需要をはるかに上回ります。Sriboga Flour Millは、全国の平均的な製粉能力を一貫して上回る工場生産能力に示されるように、巧みに格上の相手と戦ってきました。弊社は、生産物と生産工程のイノベーションを常に先取ることにより、競合他社より常に先を進んでいました。例えば、弊社は栄養強化小麦粉の提供を認められ、インドネシアで初めてUNICEFの認証を得ました。弊社がもっとも品質の高いブラン(ふるい分けによって殻粉から分離された、穀類の種子の壊れた外皮)やポラード(ブランと小麦を混ぜたもの)を生産し、それが家畜にとって不可欠であることはこの業界ではすでに常識になりました。最近では、小麦粉の色、貯蔵寿命、および弾力性の点で食品加工に大きな利益をもたらす自然な小麦粉の種類を生成するInofa技術を導入しています。

また、食品事業では、「小さくても馬力のあるエンジン」という目標を達成するために関連するいくつかのコア領域に拡大しています。SRRは現在、四大部門で構成されています。第一に、食品工業グループは、アラビアのピタパン、焼き菓子、特製パン用冷凍パン粉などを製造し、産業のクライアントと輸出しています。第二に、外食グループはピザハットや丸亀うどんだけでなく、来年に導入される他のグローバルフランチャイズブランドも含みます。第三の食品物流グループは、外食産業や食品小売の全体的な物流コストを削減し、食品ロジスティクスを提供する総合的なプロバイダーになるために、急速にディストリビューションを拡大します。最後にプロフェッショナルな経営教育、国内の中小小企業の物流知識を高めるという社会的な要請のもと、大規模な投資を行いました。要約すると、我々は食品産業、フードサービス、食品物流、そして知識と資産の4基盤の上の私たちのグループを構築しなければなりません。

弊社は、業界で最大ではないかもしれませんが、使命に忠実で、最高品質の商品、人材と利益率に埃を思っています。

成長する購買力と、台頭する中産階級は、消費者の嗜好や習慣に変化をもたらしました。小麦の消費量も過去20年間で倍に伸びています。この状況を踏まえた上で、今後のインドネシアの小麦粉および小麦由来製品の産業の将来の発展に関する見通しを聞かせてください。

1998年、一人当たりの小麦消費量は10kgでしたが、今では15kgまで増えています。将来を見据えると、インドネシアはまだまだ一人当たりの小麦消費量がとても低く、その代わりに米の消費量が高いです。マレーシアは、一人当たりの小麦消費量が30kgに達しました。そのため、これがひとまずのベンチマークとなります。米はより高いため、小麦の消費量の増加は高く見込めます。

小麦の消費の内訳は、60%が麺類、20%がベーカリー、残りがビスケットや家庭での消費です。麺用の小麦粉は、大企業によって生産されるインスタントヌードルか、中小企業によって製造される乾麺です。インドネシア全体の村でもっとも高い成長率を誇るのがウェット麺です。麺は低中産階級で米の代わりとして消費され、上流階級はビスケットやドーナッツなどの高級製品にシフトしています。

他の多くの国のように、インドネシアでは一人当たりの小麦粉消費量は早く増加しています。また、中産階級による外食や海外料理の消費傾向も上がっています。食品産業へのロジスティクス需要も見過ごせません。17000の島々への物流と二桁の成長は、挑戦しがいのあるビジネスチャンスです。最後に、そしてもっと最も重要なのは、インドネシアの成長です。大規模市場になる可能性だけではありません。人的資本も増える見込みがあります。そのため、教育への需要が増えます。そこで、当グループは中小企業経営と物流に関する教育をリードする予定です。

子会社のSriboga Flour MillとSriboga Bakeries Integraを通して、Sriboga Raturayaはシンガポール、マレーシア、韓国、日本などの国際市場に製品を輸出にかなりの成功を収めました。海外でのプレゼンスをさらに高めるために、どのようなことを計画していますか?

当グループは最新の技術を使用し、様々なプレミックス粉を提供する製品ラインを開発しています。そうして、単なる製粉業から食材を提供する企業に進化しています。海外需要のニーズに応えるために、プレミアム、専門、およびカスタマイズされた小麦粉、ならびに食品のプレミックスを製造に注力し、とり汎用的になろうとしています。当グループの新しい新しい小売(B2C)家庭調理小売プレミックスははMSGを追加しないユニークな商品です。そのような、よく設計され、考え抜かれた製品は、ASEANでフィリピン、マレーシアなど海外からの需要もを満たすであろうことは確信しています。

どうやってイノベーションを起こし、小麦粉や小麦製品の製造部門新しい商品を導入するのですか?

需要が満たされていない食品ニッチ市場を見つけることです。食品消費動向などの詳細なリサーチを複数のエリアで行い、産業食品業者のトレンドを見つけることがひとつの手です。必要なテクノロジーは内部開発、戦略的なパートナーシップ、資本提携、ライセンスと近代製造プロセスの購入で手に入れます。インドネシアは信心深い国なので、ハラル食品が利益と品質の麺で改善の余地がある特別な市場です。最終的には、私たちの成功は、食品業界にもっとも優れた食品やサービスを提供するために必要な人材のプールをどうやって育てるかが鍵です。

御社グループのポートフォリオには、丸亀うどんやピザハットなどの外食産業のフランチャイジー事業も含みますが、Sriboga Raturayaの継続的な成長のためにインドネシアとASEANでどのような計画をしていますか?

外食グループは、国のGNP成長率よりもはるかに高い速度で成長しています。ピザハットの店舗と、PHD(ピザハットデリバリー)の店舗は今までどおり拡大し続けます。丸亀うどんの店舗は期待以上の成功でした。このセグメントでは2桁の成長を期待しています。また、丸亀うどんについては、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールに店舗を開く予定です。

現在私たちは他のASEAN国家や、中東の国々で新しい現地パートナーと交渉しています。5億人2万5000の島々が市場なので、ロジスティクスの課題は大きいのですが、重要なのは、当グループが信頼できるブランドでありつづけることです。

将来のプランとして、インドネシアの人気料理を提供する地元フランチャイズを持つことを計画しています。成功したら、それをインドネシアからASEANに進出する予定です。

外食産業内での新しいフランチャイズ機会を模索する国際的なブランドとの協力に向けて、どのようないきごみですか?

インドネシアピザハットと丸亀うどんの成功のおかげで、我々はフランチャイザーから多くの提案を頂いております。いくつかの商談を今年中にまとめたいところです。私たちは、標準化された食品提供プロセス豊富な専門知識を持つグループとして営業しています。食材の購入、立地の選択、店舗の建設を時間内予算内に行い、世界最高クラスの接客マナーを提供しています。

レストランを開く人はたくさんいますが、適切な仕組みなしで大規模な運営はできません。私たちは、物流、調達のプロセスだけでなく、人的資源を標準化する方法を知っています。このことが、国際フランチャイザーのための理想的なパートナーである理由です。インドネシアのフランチャイザーによるローカルコンテンツの使用に関する規制が課題ですが、わたしこの課題を克服するために必要な市場の知識とネットワークを持っています。

将来の事業について、レストラン店舗数を大きく拡大できる大量消費の人気食品にも興味を持っています。次のステージは、国際的なベーカリーブランドのフランチャイズをインドネシアに持ち込むことです。

人気の国際的なレストランフランチャイズのとの提携のほかに、Sriboga Raturayaがインドネシアにある経験豊富なローカル・パートナーを探している外国企業との関係で利益を得ている分野はどこですか?

小麦粉のだけでなく、他の穀物とステープルについて、製粉技術の分野で良い評判の国際企業との有益な関係を開発したいと思います。食品材料とのプレミックスでユニークな知識ベースのリソースを持っている企業は大歓迎です。もちろん、サービスの輸出および国際市場への潜在的なパートナーを弊社からも積極的に探しています。

私たちにとって最も興味深く有益な分野は物流の中にあります。インドネシアは世界で最も物流コストが高い国のひとつです。そのため、コールドチェーンや専門食品関連の物流に強い食品物流会社を開発しています。この分野での経験と技術を持つパートナーは大歓迎です。この分野での我々の関心の証として、IPMIは、この分野の専門家になる専門家を養成するために、インドネシア・ロジスティクス研究所を設立しました。

最後、Sriboga Raturayaとインドネシアについてグローバルビジネスガイドの読者にメッセージをどうぞ。

外食産業において、Sribogaグループは「小さな巨人」です。当グループよりも規模の大きい企業にも勝てます。人材、知識、品質に対する献身、サプライヤー、パートナー、コミュニティ、社会としてステークホルダーのおかげです。

例えば、世界最大の海岸線を持っていることなど、インドネシアのポジションを考えると外食産業にはまだまだ発展の余地があります。インド根氏はそのためさまざまビジネスチャンスを与えてくれる国です。